現在、日本では経済が発展し、生活に必要な物が町にあふれている。人はお金さえあれば、自由に
これを取得することができる。しかし、バブル崩壊により都会部の不動産価額は信じがたいほどの下
落を見せたが、それでも簡単に買えるような物ではない。特に不動産は「衣・食・住」の基礎をなす
重要な物であるだけに、「住まい」したがって、不動産を取得することに対する憧れは強い。不動産
を所有しない人はこれを欲しがり、所有する人はよりよい不動産を取得しようとする。
不動産取得の方法としては、通常は所有者から直接、あるいは不動産取引業有を介しての売買交渉
により取得するのが一般的である。
しかし、不動産をより安全に取得する方法として、不動産競売が注目されている。
東京では、今まで、顧みられなかった裁判所の行う不動産競売には、参加者があふれ、場内は、む
んむんする熱気に包まれ、高値落札が、続々と相つぐ盛況となっている。
かっては、裁判所の不動産競売といえば、相当な不動産塞杢吉も、二の足を踏むところであった。だ
が、昭和五五年一○月一日より施行された民事執行法は平成一○年に改正され、とにかく敬遠されて
いた裁判所の不動産競売は、現在では、スッキリと近代化されて、一般庶民の参加を基軸として組み
立てられているため、いたって民主的であり、一般の庶民の参加を歓迎している。
